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扁平足や外反母趾の悩み、ありませんか?
私たち人間にとって「足」は全身を支えている非常に重要な部位です。日常生活の中で、立つ、歩く、跳ぶなど、あらゆる動きに足が関わっており、いかに私たちの生活に欠かせないものかがわかります。ですが、近年、多くの人が生活スタイルや環境の変化によって、足の機能が低下傾向にあるようです。かつて裸足や草履だった生活から、靴を履くようになり、さらにクッション性や反発性など靴の性能が上がったことで、自分の足の機能を最大限使わなくても、靴がその代わりをしてくれるようになりました。現代人は便利さと引き換えに、足が持つ本来の機能を発揮する機会を失ってしまっているのです。
鈴木 雄一朗
鍼灸師/あん摩マッサージ指圧師
もしアーチがなかったらどうなるでしょうか。柔軟なアーチがなければ、足裏からの衝撃は直接足首やひざ、腰に蓄積してしまいます。また、歩いている時も走っている時も、私たちは足裏で無意識に重心を移動させてバランスを保っていますが、これも柔軟な足裏があるからこそできること。つまずきやすくなったり、立っているのが不安定に感じたとしたら注意が必要です。また、柔軟なアーチはスポーツ時にはクッションの働きをしてくれるため、俊敏な動きを手に入れることにもつながります。
思い当たる不調はありませんか?
それはアーチが低下していることが
原因かもしれません!
足の土台となるかかと~足首を形づくっているのが「足根骨」です。踵骨、距骨、舟状骨、楔状骨(内側、中間、外側)、立方骨の7つの骨で構成されており、この中で内側縦アーチに深く関わっているのが「舟状骨(しゅうじょうこつ)」と「内側楔状骨(ないそくけつじょうこつ)」。この2つの骨が高さを保つことでアーチを形づくり、足の機能を保っています。
肥満など体重の増加、立ち仕事が多い、スポーツなどでの足のオーバーユース、姿勢が悪い、加齢などが原因で、骨が下がってきてしまいます。するとアーチが低下し、「扁平足」の状態になってしまいます。
母趾球から小趾球にかけての横アーチを形成する「中足骨」は、足裏の「母趾内転筋(ぼしないてんきん)」という筋肉と「中足靭帯(ちゅうそくじんたい)」の2つで支えられており、アーチ型を保っています。
裸足で歩く機会が減った上に、昔と比べると毎日の運動量も減ったことで「母趾内転筋」が弱体化。その分の負担が集中する「中足靭帯」は常に伸びきった状態になってしまいます。こうしてアーチが失われてしまうのです。
足根骨マッサージとは、
身体を支えるために重要な足裏の縦アーチを
形づくる
足根骨(主に舟状骨、内側楔状骨)に
アプローチし、足の負担を軽減する
マッサージ方法です。
舟状骨と内側楔状骨は足の内側に回転するように下がるという特徴があります。スポーツ選手の足をケアしていてもそれがよく分かります。下がってしまった骨は、足を鍛えるトレーニングなどでは元に戻すことが難しいため、物理的に力を加えて元の位置に戻すことが必要になります。ただ、そのまま下から持ち上がるだけでは元には戻りません。そこで提案するのが回転しながら下がる骨に対して、回転させながら持ち上げる「足根骨マッサージ」なのです。
事前チェックしよう!
足裏に下敷きなど平らな板をあて、土踏まずに指がどのあたりまで入るかチェック!
片足立ちをして、どのくらいの時間、バランスを崩さず立っていられるかチェック!
足の握り方
足の親指から側面を指で辿っていき、土踏まずの位置にある骨の出っぱりを探します。
この出っぱりが舟状骨です。舟状骨部分を手のひら全体で掴み固定します。
もう一方の手で、先ほど掴んだ手から少し足先を反対側から掴みます。
舟状骨を固定した手を軸にして、足先を足の内側へひねって回転させます。
これを20回~40回程度繰り返してください。
中足骨マッサージとは、
足の中足骨周辺をマッサージすることで、
周辺の筋肉だけでなく
インナーマッスルにまで影響を与える
マッサージ方法です。
横アーチの改善におすすめしたい画期的なマッサージ方法が「中足骨マッサージ」です。「母趾内転筋」と「中足靭帯」にストレッチを与えることでしなやかな柔軟性が得られます。また中足骨には、長腓骨筋、短腓骨筋、前脛骨筋、後脛骨筋をはじめ、足の様々な筋肉がつながっています。これらの筋肉は非常に疲労が蓄積しやすく柔軟性が失われて硬くなってしまいます。これらの筋肉をほぐすためには、足の外側から表面的なマッサージをしても、実は筋肉の内側まではもみほぐすことができません。しかし、この「中足骨マッサージ」なら、中足骨を動かすことで、それぞれの筋肉を伸縮させることが可能です。それにより、これまでは手の届かなかったインナーマッスルにまでストレッチをかけ、マッサージ効果を与えることができるのです。
事前チェックしよう!
左手で足首を支え、右手で人差し指を持ち、足首を上下に動かします。
足の握り方
両手の中指・薬指を、足の親指と小指にそれぞれ引っかけます。親指を足の甲に、人差し指を足裏中央に添えます。
※自分でも行えますが、どなたかにご協力頂くとより高い効果が期待できます。
人差し指で足裏中央を下から上にアーチを作るようにグッと押し上げます。
甲部分を下にグッと押し下げ、足の親指と小指を外側へ持ち上げます。
筋肉がほぐれてくるとふくらはぎの外側が上下に動くのが見えるようになります。
POINT
最初は硬くて動きにくいですが、ある程度続けると、筋肉がほぐれて大きく動くようになるので、大きく動かすようにしましょう。